
\2026年4月20日発売予定。現在予約受付中/
ポゥじいとめぐる「数」の旅
『実数とは何か?有限と無限をつなぐ数の世界』
天才たちは無限の謎に挑み、新たな数の世界を切りひらいた。「実数」の正体を知るとき、数学の歴史が動き出す。
人類がいかにして「無限」という概念と戦い、数のルールをアップデートしてきたのか。古代ギリシャから続く数学者たちの苦悩と挑戦のドラマを、ポゥじいたちの楽しい対話を通してやさしく紐解きます。難しい数式が苦手な方でも大丈夫。次に控える「科学革命」への最高のプロローグとなる一冊です。
この本はKindle Unlimited対象作品です。会員の方は、発売日より追加料金なしで読み始めることができます。

はぁ……。
学校の数学で「円周率(π)」が出てきたんだけどさ。先生が「これは無限に続く数だ!」って言ってたんだよね。で、ふと思ったんだ。「終わりがない」って、なんか変じゃない?数って、普通は「りんごが3個」とか「長さが10cm」って答えがビシッと決まるものでしょ?なのに「終わらない数」って…そんなの、本当に「数」って言えるのかな?

確かに、どこまでも続くっていうのは不思議だよね。でも、現代の数学では「終わらない」こともちゃんと扱うんだって聞いたことがあるなー。あまり考えたことなかったかも。
ふむ、よいところに気づいたのう。カズオくんが言う通り、日々使う数は数えることから生まれた、身近な存在じゃ。1、2、3、そして 0。しかし、少し世界を広げると、円周率πや、正方形の対角線 √2 などは、どこまでも終わらない小数があらわれる。これらはデタラメではない。「π= 3.141592 …」と続くが、円の直径と円周の比──つまり、形の中から生まれる数なのじゃよ。


形から生まれる…?それでも、「終わらない」のをどうやって「ひとつの数」として考えるの?
まさに、その問いこそが「実数」という概念の出発点なのじゃ。古代の人々も、この「終わりのないもの」を「ひとつの数」として認めるのに、長い時間がかかった。終わりのないものを認めるには、数学そのものの考え方を変える必要があったのじゃ。人類は「無限をどう扱うか」という難題に挑み、少しずつ、いま私たちが「実数」と呼ぶ世界を形づくっていったのじゃ。


つまり、「実数」っていうのは、終わりのある数も、終わらない数も、すべてひとまとめにしたものなの?
その通りじゃ。整数や分数のような身近な数も、πのように永遠に続く数も、数直線の上に並ぶ数——その全部をひとまとめにしたものが、実数なのじゃ。
宇宙誕生から書き続けても終わらぬ、まさに「終わることのない物語」。その背後には、底なしの無限が横たわっておる。数は、単なる記号から、“連続する世界を映す言葉”へと歩み出したのじゃ。


無限を映す言葉…!なんかすごい話になってきた! その「実数」の世界を、もっと詳しく知りたい!
この本の内容

私たちが普段当たり前のように使っている「円周率(π)」や「ルート(√)」。実はこれらの「どこまでも続く終わりのない数」は、かつての天才数学者たちを深く悩ませた難題でした。果てしない「無限」という概念を、人類はいかにして捉え、ひとつの「数」として扱うようになったのか。本書は、途方もない時間をかけて築き上げられた「実数」という緻密な世界の成り立ちを紐解いていきます。
案内役のフクロウ博士・ポゥじいたちの対話を通して、難しい数式が苦手な方でも楽しく読めるようにやさしく解説しています。有限の現実世界と、無限の数の世界をつなぐ、知的好奇心にあふれた旅へ出かけましょう。
ポゥじいとともに、数学の奥に潜む哲学を探る知的な旅へ出かけましょう。『実数とは何か?有限と無限をつなぐ数の世界』は、「数学のロマン」を楽しみたいすべての読者に贈るシリーズ第3弾です。
主なトピック
「終わらない数」の
不思議に迫る

円周率(π)やルート(√2)など、「どこまでも終わらない小数」の不思議を解き明かします。そもそも無限とは何なのか?なぜ私たちはそれを「ひとつの数」として計算に使えるのか?日常の素朴な疑問から出発し、実数という概念の核心へと迫っていきます。
天才数学者たちも
悩んだ「無限」の壁

「終わりのない数」を認めることは、昔の偉大な数学者たちにとっても大問題でした。古代ギリシアのピタゴラス学派から、微積分が生まれる夜明け前まで。人類がいかにして「無限」という概念と戦い、数のルールをアップデートしてきたのか、その歴史のドラマを振り返ります。
数式が出てきても大丈夫!
対話形式で楽しく学べる

「数式がたくさん出ると難しそう…」と身構えてしまうかもしれません。たしかに本書にも数式は登場しますが、カズオやスウカの素朴な疑問にポゥじいが丁寧に答える「対話形式」で進むので大丈夫!数学に苦手意識がある方でも、ひとつの物語を読むように、自然と理解が深まっていきます。
科学革命へつながる
壮大な「見取り図」

実数の概念が確立したことで、数学は「動きや変化」を計算できる武器へと進化しました。本書は、次に控えるガリレオやニュートンたちが引き起こす「科学革命」を理解するための、最高のプロローグです。現代の数学と科学がどう繋がっているのか、全体像がハッキリと見渡せます。
SAMPLE


目次
1. 実数とは「終わりなき物語」
2. 宇宙と“無限” ── 限りある世界に潜む果て
3. 数の源流をたどって ── アラビア数学と代数
4. 解析学の夜明け
5. 動き出した数学 ── 「速度」と微分の謎
6. 無限小論議
7. 数直線 ── 無限を受け入れた線
8. まとめ
